東京受注会 2018第二弾

  • 2018.03.18 Sunday
  • 20:40

 

 

年度末でバタバタしております橋本でございます。

 

出会いと別れの季節ですね。

 

先日インターン生たちが巣立って行きました。

 

約半年間でしたが、彼らなりに得るものはあったように思います。

 

こちらも始める前と後ではいろいろと思うところがありました。

 

それぞれの道で頑張ってほしいですね。

 

 

 

さて既報通り東京受注会ですが、下記の日程で行います。


場所 OLDHAT東京 http://oldhat-jpn.com/shop_tokyo/about
日時 3/31 16:00~20:00 4/1 12:00~20:00

 

3/31は既に埋まっております。

4/1は夕方から空いておりますので、ご希望の方はお早めにメールinfo@kenji-hashimoto.com頂ければと思います。

 

お問い合わせ頂いた中には、残念ながら31日しか都合が合わないという方もいらっしゃいました。

 

次回は夏頃を予定しておりますので、その頃にお会いできればと思います。

 

それでは今回も沢山の方にお会いできる事を楽しみにしておりますm(_ _)m

 

 

 


 

 

4/7,8はJR京都伊勢丹で受注会を行います。

 

こちらでは京都、滋賀、奈良方面の方々にお会いできればと思います。

 

詳細は後日告知致しますので、よろしくお願い致しますm(_ _)m

 

 

靴だから出来ること、靴にしか出来ないこと。(その2)

  • 2017.07.11 Tuesday
  • 10:27

 

 

続きです。

 

 

前回はネガティブな感じで終わってしまったので、今回はポジティブな感じでいきます。

 

 

タイトル通りなんですが、

 

他の皮革製品とは異なり、靴だから出来ることがあります。

 

  • 足元を支える。地面に接しているのは身体の中で足底のみ。
  • 足を保護する。路面上の石、金属片、ガラス片などあらゆる障害から足を守ってくれます。
  • 歩行、運動、姿勢に関係する。立位時、身体を支える土台として、また歩く際の補助的な役割もあります。

 

…などなど、身体的な健康に関係するのは靴だけではないでしょうか。

 

 

 

 

足に合わない靴を履くことの危険性 ⇔ 合う靴を履くことの快適性

 

辛いか楽か

 

この差はかなり大きいのではないかと感じます。

 

肉体的な疲労精神的な負担にも成り得ます。

 

顧客様の中には、

 

「(できれば履きたくない)痛い靴を履かないといけない状況を考えるだけで憂鬱な気持ちになる。

 

という方もいらっしゃいます。

 

このように、肉体的にも精神的にも靴が持つ力は大きいのではないかと思っています。

 

 

 

ただ一口に「靴」と言っても様々で、

 

我々のようなオーダー靴職人(ビスポークシューメーカー)と量産の既製品メーカーとは全く畑が違います。

 

業界自体が違うと言っても良いかも知れません。(私も一般靴メーカーの知り合いはそんなにいませんし。)

 

同じ靴でも、作ってるモノ、サービス、売り方なども大きく異なります。

 

 

 

Kenji Hashimotoは開業以来、フルオーダー(ビスポーク)のみしか受け付けていませんが、

 

顧客の方々は市場の既製靴に何らかの不満、不具合があって、ご来店されています。

 

一緒になってイチから問題解決に取り組むというのは大きな特徴で、

 

それは市中の既製品小売店では出来ない事。

 

 

靴のオーダーというのは、まだまだ敷居が高いのですが、

 

若い方を中心に着実に広がりをみせているように感じます。

 

実際注文するには意識の変化が必要だと思うのですが、

 

今回のブログを読んでいただいて、少しでも興味を持って頂けると幸いです。

 

 

 

靴だから出来ること、靴にしか出来ないこと。(その1)

  • 2017.07.10 Monday
  • 09:17

 

 

最近、手仕事系の職人さんと繋がる事が多く、その多くは鞄職人さん、革小物職人さんといった面々です。

 

大体、それぞれの仕事、業界の話しになるのですが、

 

改めて気付かされた事が…それは

 

 

靴は儲からない(絶望的に)

 

 

 

(ビジネスという観点で)皆さんの話を要約すると、

 

革小物 >>> 鞄 >>>>>>>>>>>>>> 

 

の順でお金が残るといった感じです。

 

 

 

靴職人からすると、鞄も革小物も変わらない(靴よりは断然良い)気がしたんですが、

 

両方の職人さんに言わせると、

 

革小物が有利だそうです。

 

材料の歩留まり、在庫(スペース)問題、買い替え頻度、売りやすさ、工程などなど

 

 

 

同じ皮革製品でもなぜ靴がこの二つと比べて不利なのか、

 

まとめてみます。

 

 

 価値観 

 

そもそも靴にお金をかけない

お金を持っている人でも服にはお金かけても靴にはお金をかけない(これは時計、鞄よりラベリング効果が薄いこともあるでしょう。)

底が減るし、汚れるので買い替える、だからお金をかけない

 

 

 工程が複雑、多い

 

革を切って、縫って、ある程度形になる小物、鞄にくらべて、

靴はそこから成形(つりこみ)して、底を付けて…という作業があります。

 

革小物などを趣味でやってる方でも、靴をやってみると作業が嫌になるというくらいの大変さ…

 

 

 単位が1ペア(1足)

 

これは靴も革小物も作ってる職人さんがよく言うことです。

靴は左右作らないといけない…当たり前のことなのですが、小物、鞄とくらべると確かに大変です。

しかも左右のバランスを見て…。

 

昔師匠のマイスターが言ってました。

「靴は片足だけ作るなら楽、両方作るから難しいねぇ〜。」

 

 

 試着が必須

 

靴は足の形状やフィット感が人によって異なるので、ネット販売では売りにくい商材です。

また場合によってフィッティングのクレームなどもあるでしょう。

 

靴に比べて小物、鞄はネット販売でも対応しやすいかと思います。

 

 

 

 

ザッと挙げただけでもこれだけあり、さすがに靴を作ってるのが嫌になってきました…(嗚咽

 

なんで靴職人になったんだろう…(汗

 

 

 

…このまま終わるのもなんですが、次回は靴ならではのポジティブな点を挙げていきたいと思います…(あるのかなぁ)

 

 

 

足の大きさの変化

  • 2016.10.25 Tuesday
  • 10:26

 

タイトルを見ると、

 

体型が変わった(太った、痩せた)から足の大きさが変わったと思われますが、(もちろんそういったケースもあるのですが)

 

ここでは1日の間でも足のサイズは変わると言う事について少し書きたいと思います。

 

 

 

 

俗説として「足のむくみが出るのは夕方からなので、靴を買うのは夕方に。(キツくないので」とあります。

 

 

 

 

個人的見解としては「時間帯は関係なく活動状況による」と思っています。

 

自分は横になっている時(停止状態)から起き上がる時が一番大きく、立ち上がって動き回る(活動中)と細くなります。

 

自分で作った靴が活動前はかなりキツいフィッティングであるのに対して、

 

10,20分ほど歩くとしっかりと締めたはずの紐が緩くなっている事があります。

 

これは紐の締め方がマズかったのではなく、足が細くなっている事だとある時に気が付きました。

 

その時は踵のフィッティングも若干緩くなっていたのでわかりました。

 

 

 

 

また別の例では、

 

複数回仮合わせをしたお客様で、

 

仮靴がどうも緩く、「削り込んでいるのにそんな事はない、おかしい」と思い、

 

サイズを測り直したところ周径が10mmほど小さくなっていました。

 

お話を伺うと血圧の薬を飲んでらっしゃるようで、ご来店の時間帯によって飲んでいる場合とそうでない場合があると。

 

 

 

 

 

靴を木型からオーダーで作ると、一足目からピッタリとしたサイズ感のモノが出来上がると思われがちですが、

 

なかなか一筋縄でいかないのは、こういった「1日の間にもサイズに幅」があるからです。

 

当工房では「点を点で狙うフィッティングではなく、面を面で狙うフィッティング」で作るようにしています。

 

そこから先は実際に靴を履き込んでから判断となります。

 

こうした過程を経て数足作っていくとフィッティング精度の高い靴になっていきます。

 

 

 

 

木型から靴を作る意味というのはこういった「次がある」ところかと思います。

 

一足だけで終わると作り手、履き手ともにロスが大きいのですが、

 

数を重ねていくと実り(木型の精度、木型代、型紙代、コミュニケーションなど)が大きいものになっていきます。

 

 

長いおつきあいの前提でご注文頂けると幸いです。

 

学割はじめました

  • 2016.09.27 Tuesday
  • 13:20

 

六甲ミーツ・アートのイベントが終わり、

 

一息つきたいところですがやることがいろいろとあり…

 

と言った感じで工房での日常に戻っている橋本です。

 

 

 

 

 

老若男女、沢山の来場者がお見えで、橋本もいろいろとお話させていただきました。

 

 

その中で印象に残ったのは若い方。

 

大学生だそうでSNSきっかけでイベントに来られたということでした。

 

以前から当工房に興味があり近いうちにオーダーしたいとの事で、

 

こういった普段の何気ない情報発信が自分の知らないところでも届いているのだなと。

 

 

 

遡る事、20年ほど前(そんなに経つのか…)、自分も大学生をやってました。

 

当時の自分も靴はそれなりに好きで買ってましたが、

 

靴が足が合わない

 

とか

 

オーダー

 

とか

 

そんなことは考えても無かった頃です。

 

 

 

 

 

まず何が原因で足が痛くなるとか木型の意味など知らなかったのです。

 

(雑誌に乗ってる)◯◯というブランドが良いらしい

 

グッドイヤーウェルテッドという製法が修理出来て履き心地が良く高級品らしい

 

くらいの浅い知識です。

 

 

 

その頃から考えると、こうして靴職人として工房構える事になるとは思ってもみなかったですね(笑)

 

 

ネット環境は2000年前後から広がり始めて、

 

それによって情報が手に入りやすくなった…とは言え当時はまだ雑誌の影響力が強かったように思います。

 

SNSなどない時代、個人で発信するのが珍しい時代でした。

 

 

…という背景があるので、

 

今の大学生と20年前の大学生とは情報の格差やそれによる価値観の差みたいなものはあるのかなと。

 

 

個人的に「価値観=何にお金(時間)を使うのか」だと思っています。

 

 

食に使う人

 

旅行に使う人

 

住居に使う人

 

自転車に使う人

 

音楽に使う人

 

 

 

 

(こだわり=お金をかけるではないと思っていますが、

お金=時間の現代社会ですので、そのどちらかは使ってるはず…という意味において。

その辺は察してやってください。)

 

 

一般的な若い人は使えるお金は少なく、それは今も昔も変わらないと思ってます。

 

就職難、奨学金の返済問題などが社会問題化していることから、

 

学生と言えど社会に出る前から厳しい状況…。

(ちなみに橋本も学生時代は奨学金借りてましたし、就職もちょうど氷河期ど真ん中でした…)

 

 

そんな状況でも自分の価値観に合うと感じて、靴をオーダーしようと思ってくれる若い人がいるのは驚きです。

 

 

このあたりは多様性ということなんでしょうけど、

 

こちらの価値観、それに基づく予想を良い意味で裏切ってくれるなぁと。

 

 

 

自分の足に合わせた専用木型からの靴のオーダー

 

既製靴全盛の時代、

 

これまで広く知られる事が無かったビジネスで、ごく一部の年配の方が顧客だった(と認識してます)。

 

それが既製靴に対して何らかの不満、トラブルを抱える形で、

 

情報感度の鋭い若い層にもオーダーする潮流が出来てきたのではないか…。

 

 

当工房としてもそういった若い層を開拓していければ、

 

靴をオーダーする(専用木型を持つ)という事が「文化」と呼べるくらいものになるのかなと。

 

 

 

…長々と書き連ねましたが、

 

 

 

そんな思い、若くして醸成された価値観を大切にしてあげたいと言うことで、

 

 

 

学割(学生割引)を始めます。

 

 

 

【割引内容】

初回(一足目)木型代無料 

通常32,400円(税込)

 

二足目以降

靴注文金額から20%OFF

 

 

 

【適用条件】

ヽ慇犬任△襪海

(高校、大学、大学院、短大、各種専門学校)

 

23歳以下であること

 

9房(神戸)での注文に限る

 

ご注文の際、学割受けたいと告げて、学生証を提示して下さい。

 

 

 

 

我ながら思い切った内容(木型代無料って割引というか無料…)ですが、

 

これはこれで良いです。

 

 

若いうちから

 

自分の足の特徴を知って、

 

本当にジャストフィットした靴の感覚を知って、

 

職人と話しながら靴をオーダーする楽しみ、それを待つ楽しみを知ってもらう事が重要なので。

 

 

 

自分の足の特徴やフィット感がわかると

 

その後、既製品買う際にも履いた瞬間、

 

「あ、これはダメ」「これはイケそう」

 

という基準ができるので、その辺も含めて…。

 

 

ただ書いてて思ったのは、

 

ご注文から納品まで、半年から1年位かかることを考えると、

 

実際履くのは社会人になってから…ということは十分ありえますね…。

 

その辺も含めてオーダーと思ってもらえれば。

 

 

若い方からのご注文お待ちしてます!