仮合わせ

  • 2016.10.26 Wednesday
  • 10:03

 

 

 

学校での授業の続きです。

 

今回は木型完成その後から…。

 

 

 

次の工程は仮合わせ、

(一般的に仮縫いともいいますが、整形靴では下記のような樹脂製靴を用いる事があるので仮「縫い」とは呼びません)

 

本番の前にフィッティングの確認をするために仮靴を作って、足に合わせてみる事です。

 

学校ではチェックシューズという仮靴を用います。

 

 

 

 

 


 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

このチェックシューズというものは、

 

 

素材が透明の樹脂ですが、硬いタイプと柔らかいタイプの種類に分かれています。

 

 

学校の授業で使うのは硬いタイプです。

 

仮靴は他に簡易的に革で作るケースもあります。

 

(ちなみに当工房では革で作ってます。)

 

 

メリットは、

 

 木型の形がハッキリと出るので、足のどの部分が当たっているのかわかるところ。

 

 透明度が高く見やすいので、客観的評価がしやすい。

 

 作るのが早い、材料コストも安い。

 

 

デメリットは、

 

 素材が硬いので歩けない。(歩くとバキッと折れ曲がります)

 

 踵に芯材が入ってないので、足を支えきれない。

 

 お客様が靴のイメージ(フィッティング、デザイン)が出来ない。

 

 

 

 

…といった具合で何事にもメリット・デメリットがあります。

 

 

 

 

 

整形靴は納品までのスピードを重視する傾向にあります。

 

 

それは疾患、障害に対応するためなので、こういったデメリットがあったとしても重宝する訳です。

 

 

 

 

このチェックシューズが登場した頃と言うのは、物凄い衝撃だったんだろうと思います。

 

なにせ靴の中が外側から見える訳ですから。

 

科学技術の発展によって作り手にとって必要な情報、データが簡単に手に入るのは作り手にとってありがたいですね。

 

整形靴の技術の一部をご紹介しましたが、

 

整形靴は基本的にこういった形で熱可塑性樹脂や各種化学物質を積極的に用いて今も日々進化し続けています。

 

業界の学会、展示会などに行くと、絶えず新製品(機械、素材)が出ているのは特徴的です。

 

この辺りは今もなお当時の製作方法にこだわって作ってらっしゃる伝統的なビスポークシューズメーカーとは方向性が違いますね。

 

 

 

さてさて先人の知恵、技術に感謝しながら今日も仕事に取り組みます…。

 

 

 

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