「シーモアさんと、大人のための人生入門」

  • 2016.11.17 Thursday
  • 12:20

 

 

先日SNSで見かけた映画を見に行ってきたのですが、

 

個人的にすごく良かったので、ご紹介を。

 

 

「シーモアさんと、大人のための人生入門」

 

http://www.uplink.co.jp/seymour/

 

 

 

 

 

ミニシアター系の映画を見るのは久しぶりの事。

 

客層が皆さんかなり高めの年齢層で、どこか品のある感じが印象的でした。

 

 

監督はイーサン・ホーク

 

顔、名前はよくしていますが、代表作なんだったかなぁと思うと、

 

「トレーニング・デイ」「リアリティ・バイツ」

 

「あー」って感じで思い出しました。

 

特にトレーニング・デイは好きな映画でしたが、デンゼル・ワシントンの印象が強かったようです。

 

 

 

さて、この映画の肝心の内容ですが、

 

以下は公式HPから抜粋

 

“人生の折り返し地点——アーティストとして、一人の人間として行き詰まりを感じていたイーサン・ホークは、ある夕食会で当時84歳のピアノ教師、シーモア・バーンスタインと出会う。たちまち安心感に包まれ、シーモアと彼のピアノに魅了されたイーサンは、彼のドキュメンタリー映画を撮ろうと決める。

シーモアは、50歳でコンサート・ピアニストとしての活動に終止符を打ち、以後の人生を「教える」ことに捧げてきた。ピアニストとしての成功、朝鮮戦争従軍中のつらい記憶、そして、演奏会にまつわる不安や恐怖の思い出。決して平坦ではなかった人生を、シーモアは美しいピアノの調べとともに語る。彼のあたたかく繊細な言葉は、すべてを包み込むように、私たちの心を豊かな場所へと導いてくれる。”

 

 

という内容で、

 

 

ピアノにもその他楽器演奏にも縁のない自分にどこまで共感できる部分があるか、

 

 

いささか不安ではあったのですが、見始めるとそういった不安は払拭され、

 

心に響く言葉、シーンが数多く有り、気付くと涙が流れてました。

 

 

その一部を。

 

 

 

 

「音楽はいっさいの妥協を許さず、言い訳やごまかしも受け付けない。

そして、中途半端な努力も。音楽は我々を映す鏡と言える。

音楽は我々に完璧を目指す力が備わっていると教えてくれる」

 

 

 

 

「音楽の教師が生徒にできる最善のことは、生徒を鼓舞し、感情的な反応を引き出させること。

音楽のためばかりではない。人生のあらゆる場面で、重要なことだから。」

 

 

 


 「音楽に対する最初の反応は、知的な分析なしに起こる。

たとえば才能豊かな子供は、音楽の構造的なことや背景を知らずとも、音楽をとても深く理解できる。

こうした無知さには、大人も学ぶことがある。」

 

 

 

 

「音楽という芸術は、完全に予測可能だ。音楽は不変だから。

ベートーヴェンが変ロ調とすれば、永久に変ロだ。

音楽は予測可能だから、音楽に取り組むと、秩序という安心感を得られる。

調和があり、予測も可能なら、コントロールも可能だ。」

 

 

 

 

「音楽に情熱を感じていたり、楽器を練習する理由を理解していれば必ず出来るー

音楽家としての自分と普段の自分を、深いレベルで一体化させることが。

するとやがて音楽と人生は相互に作用し、果てしない充実感に満たされる。」

 

 

 

このように心に響く示唆に富んだ表現、

 

説得力を持たせているのは類まれなる才能と不断の努力があってこそ。

 

一芸を極めた人には、確固たる軸、信念を持ち、応用力があるのだなと。

 

 

 

 

 

 

 

 

ピアノについてのこんなのもあります。

 

「ピアノは人間と似ている。

製造方法は同じでも、同じものはできない。

人の手が加わっているから。

それに響板は生きているし、材料の木も全て違うからだ。

響板は振動するが、素材の木が違うので、振動の仕方も違う。」

 

 

半年前にTVで放送されたピアノメーカー各社の調律師がショパンコンクールで奮闘する姿を描いたドキュメンタリーを見て、

 

興味深いものがあったので、ここは自分の中でリンクしました。

 

 

 

 

といった感じなのですが、映画全体を通して、自分に置き換えて見てました。

 

ピアニスト→靴職人

 

ピアノ→靴

 

案外共通する部分が多く、違和感なく感情移入出来たのは幸いでした。

 

 

先程のピアノの製造方法は同じでも、同じものは出来ないというのは、

 

靴も全く同じで、革も木も天然素材ゆえのブレ(個体差)があり、

 

人がコントロールできる範囲は限られてしまうのかもしれません。

 

 

 

また、

 

音楽家(俳優)=芸術家≠商業主義、

 

大衆が望んでいるものと、自分たちが表現したいものとのギャップ…

 

成功とは何なのか…

 

について言及しているシーンがあります。

 

これは靴職人も似たような部分があり、いろいろと考えさせられました。

 

 

 

 

 

 

個人で靴工房をやっていると不安、重圧など精神的に厳しい事もあるのですが、(もちろんお気楽なところもありますが…)

 

今回の映画でかなり持ち直した感あります。

 

 

 

興味持たれた方は、一度ご覧になって下さい。

 

 

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