続 浮腫み(むくみ)

  • 2019.08.13 Tuesday
  • 08:39

 

 

さて前回からの続きです。

 

 

 

 

 

この経験から木型を作る際は、

 

決められた数値の「ある一点」を狙うというより「大体の面」を狙い、

 

ある程度の余地を残すような考えになりました。

 

 

「オーダーシューズ(ビスポークシューズ)は足にピッタリ」

 

とはある状態においては正しい、

 

しかしある状態においてはそうでもない

 

というのがこれまでの経験からの実感です。

 

 

 

 

「木型」という 変化しない硬いもの

 

「足」という 変化する軟部組織 と 変化しない骨 からなるもの

 

また足は座位(半荷重)、立位(全荷重)、歩行時など状態、動きのなかでも部分的に変化します。

 

この関係性からフィッティングに限界があるのは自明です。

 

(当然木型だけでなく、靴を構成する材料の要素も無視はできません。

靴のアッパーとして主に使われている材料は革ですが、革は多少足の動きや大きさの変化に対応はしてくれます。また革の種類によっても当然変わります。硬い、柔らかい、厚い、薄い…)

 

 

 

例として下記のようなケースが考えられますが、個人的にはこの中ではが最良であると思います。

 

浮腫み前の状態=ジャスト

浮腫み後の状態=キツい

 

浮腫み前の状態=緩い

浮腫み後の状態=ジャスト

 

浮腫み前の状態=やや緩い

浮腫み後の状態=ややキツい

 

ややキツい程度であれば、履き慣らす事で革は伸びて対応してくれますが、

キツい状態ですと靴ずれなどの不具合が出て足にとって良くないと考えています。

 

 

採寸時、仮合わせ時、納品時でフィッティングを見た場合、稀にこちらの想定とは異なる場合があります。

 

それは顧客様の状態に変化があるからです。

 

ここでの状態とは足だけでなく、身体全体です。

 

読んでらっしゃる方には、

 

「身体全体が関係?靴くらいで大層な…」

 

と思われるかも知れませんが、そこまで突き詰めて考えないと出来ない仕事であると感じています。

 

 

顧客様の変化に対してそれくらいシビアに捉えて仕事をしている…

 

 

と感じて頂ければ幸いです。

 

 

 

我々の仕事にとって、これはホンの一例に過ぎないのですが…とほほ

 

 

 

ではでは。

 

*浮腫みについては個人差があります。今回は私の例でしたが、皆様全員に当てはまらない事もあろうかと思います。

ご了承下さい。

浮腫み(むくみ)

  • 2019.07.29 Monday
  • 14:29

暑さが日に日に厳しくなって来ました。

この季節、水分の補給を気をつけている!という方も多いのではないでしょうか。

 



さて、そこで今回は浮腫みと足、そして靴について。


浮腫みは皮膚の下に水がたまった状態です。

皆さんは足首のあたりがパンパンにはれて、靴下のゴムのあとが深く食い込んだ事は無いでしょうか?

ハシモトは浮腫み易い体質のようで、靴下が、足に食い込んだりするんですよね。
痒くなったり、食い込み過ぎて我ながらひくような時もあります…
 

 


その浮腫みなんですが、靴を作る時にはかなり重要な要素になります。

要は足のサイズが変わるという事ですから。

 


既製靴を買う際、「足が浮腫む夕方が吉」という俗説があります。

これは個人的に眉唾だと思っています。

 

なぜなら私の場合、浮腫む時=「動かない時」

 

横になっている時、座っている時等。(寝起き、飛行機、新幹線などの移動中は顕著です。)

 

どういう時に浮腫みが発生するのか…これに気づいたのは靴を作り始めてからです。

 

 

自分で削った木型から作った靴だと採寸し、

 

足の特徴も再現している訳なので、

 

まぁピッタリです。驚くほどに。

 

特に既製品を履いていた頃は感じなかったのですが、

(既製品ではガバガバで合わない「外れ値」な足)

 

足がしっかりと面で覆われるピッタリな靴を履くと感覚が鋭くなり、

 

少しの変化でも気がつく事がわかるようになります。

 

 

 

皆さんは、紐靴を履いて歩いていて、しばらくすると紐が緩くなって途中で結び直すことはないでしょうか?

 

紐を結ぶのが緩かったかな?

 

と長年思っていたのですが、

 

自分の靴を履くようになってからは、明らかに歩行途中で足が小さくなっていると感じるようになりました。

 

(紐の結び方が悪いわけではなかったんですね…)

 

 

この経験から木型を作る際は、

 

決められた数値の「ある一点」を狙うというより「大体の面」を狙い、

 

ある程度の余地を残すような考えになりました。

 

 

「オーダーシューズ(ビスポークシューズ)は足にピッタリ」

 

とはある状態においては正しい、

 

しかしある状態においてはそうでもない

 

というのがこれまでの経験からの実感です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく

福岡2019夏

  • 2019.07.19 Friday
  • 12:42

 

早いもので7月ももう終わりですね。

 

告知もしておりましたが、先日福岡へ言って参りました。(人生初)

 

博多駅

大都会ですね。想像通りでした。

 

 

 

福岡城跡

敷地内にある平和台球場跡も見ました。

世代ではないですが、西鉄ライオンズの勇姿と熱狂したファンをそこに重ね合わせ…

今の感覚からすると非常に狭いなという印象でした。

そこから数十年、ホークスが福岡が来た時は嬉しかったでしょうね。

 

大阪の南海ホークス→福岡のダイエー(ソフトバンク)ホークス

福岡の西鉄ライオンズ→埼玉の西武ライオンズ

 

南海、阪急、近鉄…かつての関西私鉄球団…プロ野球球団のオーナー企業を見ると時代の流れがわかりますね。


 

大濠公園

昔読んで印象深かった小説「半島を出よ(村上龍)」の舞台が福岡なのですが、

この大濠公園が特に印象に残っています。

ようやく来ることが出来ました。

スケール感のある綺麗な公園でした。

記憶が薄れていることもあり、今読むとまた違った感覚になるでしょうね。

 

鴨、鯉、亀と賑やかでした。

 

 

鴨さんは日陰でお休み。


 

 

 

この時期に日中出歩くと、暑さで疲れますね。

軽く熱中症気味でした。

 

皆様もお気をつけて。

 

 

 

そして肝心の受注会ですが、初回にも関わらずご注文頂きましてありがとうございます。

 

 

自分が訪れた事もない土地に

こうして発信しているものを

興味を持って見てくださっている方々がいらっしゃるのだなぁ…

 

 

と思うと何だか不思議な感覚になりました。

 

 

そして今回、自分の靴がまだまだ届いてない地域があると自覚しました。

 

今後はその他の都市にもお出かけして行きたいと思います。

 

「来て欲しい!」などのリクエストなどがございましたら、メールなどで送って頂ければと。

 

一定数が集まれば検討したいと思います。

 

「来るな!」というリクエストもございましたら、メールなどで送って頂ければと。

 

逆に押しかけて行こうと思います(嘘

 

 

福岡受注会は次回秋頃の開催を考えております。

 

また近くなりましたら告知はしますが、予約制ですのでお早めにどうぞ。

 

 

ではでは。

 

2019 夏 福岡受注会

  • 2019.07.03 Wednesday
  • 21:48

 

 

ブログはしばらく更新しておりませんでしたが、7月に入りましたね。

 

今年も既に半分過ぎ去ってしまったのですが、

 

今年に関してはいろいろありましたので…ようやく半分といった実感です。

 

体調ですが、おかげさまで右手のこわばりはすっかり無くなり、痺れもほぼ感じないところまで回復しました。

 

右膝が少し気になるかなというところですが、力が入らない事もなく歩くことはできるので、少し様子をみる形で。

 

 

さて、今回は告知です。

 

福岡受注会です。

 

福岡近辺の皆様、お待たせしました。

 

 

日時:7月15日15:00~ 16日午前

 

場所:福岡天神近辺 

 

納期:今後3~5ヶ月に1度ペースで開催予定。注文→仮合わせ→納品で注文から約6~10ヶ月。

2足目以降はメール注文、発送納品など柔軟に対応。
 

なお予約制につき、ご希望の方はメールinfo@kenji-hashimoto.com頂ければと思います。

 

ありがたいことにすでにご予約が入り始めております。お早めにどうぞ。

 

足、靴に悩みを抱えてらっしゃる方々、どうぞこの機会に。

 

 

それでは今回も沢山の方にお会いできる事を楽しみにしておりますm(_ _)m

 

 

(実は生まれて初めての福岡、初めての九州なので、個人的に非常に楽しみにしております。)

 

 

 

ご無沙汰しております。頚椎について

  • 2019.06.10 Monday
  • 19:02

 

ご無沙汰しております。

 

ご無沙汰の理由ですが、SNSの方でポストしておりました。下記3月時点での転載です。

 

 

“年始より体調が優れず、膝が抜けるような感覚が続き、ネットで調べてみたところ脳に原因があるのではないかと、脳神経内科へ。
.
いくつか検査した結果、脳ではなく、「頚椎椎間板ヘルニア(頚椎症性脊髄症)」という診断を受けました。
.
以前から原因不明の手の痺れがあり、最近こわばりも出始めていたのですが、それも自覚症状と言う事で点と点が線に繋がったという気持ちです。
.
日常生活におけるリスクを考えると早めに手術をした方が良いとの事で、少なからず戸惑いましたが、疾患についていろいろ調べてみて今は前向きに考え、近日中に専門外科へ行く予定です。
.
現在納品をお待ちのお客様につきましては、鋭意製作中ですが今しばらくお待ち頂ければと思います。
.
ご注文ご希望の皆様につきましては、納期に余裕を見て頂ければ幸いです。”

 

このMRI画像は3月の時点での私のものです。

 

 

ということで、紹介を受けた専門外科に行きました。

 

「画像では確かに脊髄に圧迫が見られますが、症状はそれほどでもないので、手術が必要かどうかは微妙なところです。」

 

ということでしばらく様子を見ていたのですが、時間とともに症状が改善され、

以前あったこわばりはほとんどなくなり、しびれは少し残っている程度。

 

 

そして再度相談に行き、手術はしない方向に決めました。

 

 

そういう状態ですので、おかげさまで仕事も以前と変わらず出来ております。

 

首に原因がある事がわかったので、寝方や姿勢を考えたり、首に負担をかけないように適度に休息を取るように心がけて。

 

 

年始から不安続きでまさに厄年というところだったのですが、元号が変わり流れも変わったのかなと。

 

一応厄払いにも行っていたのですが、ようやくご利益があったようです(笑

 

 

 

またご注文を頂いておりますお客様からは「納期は伸びても構わないので、お体を大切に」とたくさんの温かいお言葉を頂きました。

 

お心遣い、感謝致します。

 

お待たせした分、より心を込めて作りたいと思います。

 

 

ご心配をおかけしましたが、順次納品や仮合わせなど行っております。

 

ご注文も受け付けておりますので、ご興味のある方は是非ご連絡いただければと。

 

 

それでは今後ともよろしくお願い致します。